多くのプロブロガー(職業ブロガー)とよばれる存在を生み出したはてなブログ、
2015年~2018年ぐらいのはてなブログは「SEOに強い」「検索上位が楽」といった理由や、ブロガー間の交流が盛んな場として人気が高いブログサービスでした。
はてなブログは現在でも多くのユーザーを抱える巨大ブログサービスで変わりなく、「ワードプレスか、はてなブログか」で迷われている方も多いでしょう。
では月3万円のブログ収益を目指すにあたり、はてなブログのメリットやデメリットはあるのか?はてなブログで月3万円のブログ収益は可能なのか?について詳しく解説、
これからはてなブログ開設を検討しているブログ未経験者・初心者は参考にどうぞ。
はてなブログはアフィリエイトOK
かつてのはてなブログは露骨なアフィリエイトがNGでした。
当時のはてなブログ運営が考える露骨なアフィリエイトとは、特定のウェブサイトへ誘導するためだけのブログといった内容で、自分が実際に経験したモノやサービスを紹介するならOKといった曖昧な基準です。
SEOに強い、検索上位表示に優位なブログサービスにおいて、アフィリエイトに対する曖昧な基準には多くの問題点があり、はてなブログの様々なコミュニティでも話題になり続けた経緯があります。
2019年10月からは営利目的とした個人の利用を許諾、つまりアフィリエイトOKとなり、はてなブログにおいて「ブログで金を稼ぐ」ことの良し悪しに終止符が打たれた形になりました。
ブログ初心者・未経験者でも簡単に使えるはてなブログ
はてなブログはブログ初心者・未経験者でも簡単にブログが始められるブログサービスです。
無料・有料のどちらでも使えるブログで、無料/有料における大きな違いは無料の場合ははてなブログの広告が強制的に表示される、有料の場合は(はてなブログPro)はてなブログの広告を非表示にできます。
はてなブログで月3万円のブログ収益を目指す場合は、有料のはてなブログProが必須です。
これはブログ訪問者がクリックする可能性がある広告の収益が、自分の物であるか・はてなブログのものであるかに関わる重要な要素です。
独自ドメイン・サブドメイン
有料のはてなブログProは独自ドメインでの運用が可能です(サブドメインでの運用も可能)
独自ドメインによるはてなブログ運用は、後にワードプレスへ移動する場合などに有効といった解説記事を読んだことがある方も多いでしょう。
しかし月3万円のブログ収益といった面で考えると、ドメインパワーが無い作り立ての独自ドメインよりも、はてなブログのサブドメイン(https://〇〇〇.hatenablog.com 〇〇〇の部分が任意)のほうがドメインパワーが強いメリットがあります。
- STEP1はてなブログPro契約
一年コース¥8,434、月額換算 ¥703/月がおすすめ
- STEP2サブドメインで運用
https://〇〇〇.hatenablog.com 〇〇〇の部分を任意で決める
- STEP3記事を作成
最初に10記事ほど作成してから一気に公開
- STEP4営業活動、ブログ運営
はてなスターやコメント昨日を活用しながら自ブログの記事を増やす
- STEP5月1万PV、月1万円の収益に達する
長くても半年以内の達成を目標に
- 月3万円前後独自メインへの移行を検討
はてなブログのサブドメインから独自ドメインへの移行を検討
- ターニングポイントはてなブログで続ける、ワードプレスへ移行する
はてなブログの機能などに限界を感じた場合、ワードプレスでなければできない機能が魅力的と感じた場合に検討
サブドメインスタートで月1万円の収益が発生するようになるまでの期間は長くて半年、記事数の目安は50~100に設定しましょう。
半年以上かかる場合はブログに費やした時間を考え、継続か放置を選択して新しいブログの立ち上げを検討します。
月3万円の収益が見えるようになった頃には独自メインへの移行を検討、ワードプレスなど今後の方向性を考える必要があります。
HTMLの知識が少し必要
記事に広告を貼り付ける作業やブログの装飾などを行う場合は、HTMLやCSSの知識が多少必要になります。
HTMLと聞くと、ブログ未経験者・初心者は「難易度高そう」と不安がありますが、はてなブログはユーザー数が多く、ブログのカスタマイズや広告の貼り方などを解説した記事が多く存在。
グーグル検索を行えば大抵のことはコピペ(コピー&ペースト)で対応できるメリットがあります。
カスタマイズ性が低い
カスタマイズなど大抵のことがコピペで実装できるとはいっても、ブログサービスの性質上からどうしてもいじれない箇所もあります(ワードプレスに比べて自由度が低い)
しかし月3万円のブログ収益を目標としてのブログ運営の場合は、凝ったデザインやパーツを配置する必要はありません。
ブログ全体のデザインやカスタマイズにかける時間は最小限に留め、記事作成、リライト(記事の手直し)、広告の選定やデータ分析に当てましょう。
はてなブックマーク
はてなブックマークが多くつくと、はてなブログの新着に掲載されて多くのアクセス数(PV数)が稼げたのは過去の出来事です。
またはてなブックマークが被リンクとして優位性があったのも過去の出来事、はてなブックマークを多く集めることがSEO対策の一つであるといった情報は2023年現在では全く通用しません。
攻撃性を感じるはてなブックマークコメントは無視
はてなブックマークは、はてなIDを持っているユーザーがコメント付きでブックマークできる機能です。
2018年に起きた事件を境にはてなブックマークの使い方やコメント内容について運営が厳しく取り締まるようになりましたが、それでも攻撃性を感じるコメントのはてなブックマークがつくことがあります。
そのような攻撃性があるはてなブックマークコメントへの対応は無視、はてな運営に通報して対処する、嫌なブックマークコメントで悩む時間すらもったいなく記事を書く・リライトする時間に充てたほうが月3万円のブログ収益への到達が早くなります。
お金を稼ぐことを目的として始めたブログで、妬みや嫉みからの嫌がらせコメントに対応する必要はありません。
ただし記事の内容に対しての批判や、間違いを指摘するコメントには真摯に対応しましょう。
営業活動としての側面
他のはてなブロガーの記事にはてなブックマークを付ける行為を乱用すると、運営からペナルティを受ける場合があります(はてなブックマークの使用禁止などのペナルティ)
これは運営から嫌がらせや営業活動の一環として判断されてしまう場合があるということ。それでも他はてなブロガーの記事にはてなブックマークを付けたことで得られるメリットもあります。
一番のメリットは自ブログへ訪問してくれる可能性、次に読者登録をしてくれる可能性です。
これは返報性の法則・返報性の原理とよばれるもので、ユーザー交流があるブログサービスでは当たり前のように行われているもの、営業活動ともよべます。
このような営業活動を良しとしないはてなユーザーが多くいますが、営業活動を行う場合は月三万円の収益といった目的のための手段と割り切ったほうがよいです。
他ブロガーとの交流
はてなブログを使うメリットはユーザー同士(ブロガー同士)の交流を行うことでブログ仲間ができる、読者登録されることで記事を読んでもらえる可能性が出来るメリットがあります。
ブロガー間交流によるアクセス数(PV数)の増加が見込めたり、記事に対して言及されることで被リンクを得られる可能性がありますが、ブロガー間交流によるブログ収益は見込めません。
はてなブログで月3万円のブログ収益を目指すにあたって、他ブロガーとの交流で得られる最大のメリットは「被リンクが貰えるかもしれない」でしょう。
ただし、質の低い記事やドメインからもらった被リンクや、関連性のない記事から被リンクをもらったとしてもSEO的な効果は期待できないのが本音です。
以前ははてなブロガー間で、記事にて他ブロガーに言及する流れ(手斧と呼ばれていた)が活発でしたが、2020年ぐらいからツイッターが代わりの場になっている状況です。
はてなスター
はてなスターとは、はてなブログに設置できる「イイネ」機能のようなもの、読んだ、足跡、イイネ程度のものです。
他のはてなブログ記事にはてなスターを付けることで、相手にスターが付いた通知が飛びます。そこからスターを付けられた方が自分のブログに訪れる可能性があります。
はてなスターを付けることで自分の存在を相手に認知させることが可能であり、はてなブックマークのように返報性の法則として使える営業活動の側面もあります。
またはてなブックマークにコメントにスターを付けたり、コメントにはてなスターを付けたりすることでイイネ風の使い方も可能です。
他のブログにはてなスターを沢山つけまくる行為は、運営からペナルティを課される状態になっていません。
未経験者・初心者がはてなブログで収益目的のブログ運営を行う場合は積極的にスターを活用しましょう。
コメント
はてなブログでブログを運営している方は、コメント欄を制限している方が沢山います。
コメント欄の制限とは主に以下の内容
コメント欄を制限する理由はスパムコメントの防止対策が主な理由です。
はてなブログからプロブロガーが誕生したり炎上ブロガーが誕生したりする活気があった頃、アドセンスをブログ収益の柱とするブロガーが多く存在していました。
そしてコメント欄にかかれた内容もコンテンツとみなされる、これがアドセンスの考え方なのでコメント欄へ有害なサイトのURLが貼られてしまうとポリシー違反とみなされてしまう可能性があります。
つまりアドセンスのポリシー違反を恐れてコメント欄を制限、多くのはてなブロガーはログインしているはてなユーザーのみコメントを書くことができる「ユーザー」を選んでいるのです。
しかしコメント欄は制限せずに、解放したほうがユーザーファーストであり、はてなブログで月3万円の収益を目指すことを考えるとコメント欄は誰でもコメントが書き込めるゲストにしましょう。
誰でもコメントが出来るブログ=開かれたブログ
コメント欄の開放、さらにコメントを承認制にしない意味は、誰でも自由にコメントが出来る解放性・平等性があるサイトとして認識されます。
さらにコメント自体がコンテンツになりうる可能性があります。
開かれたブログ(ウェブサイト)であるとユーザーに認識される、ユーザーの意見が他のユーザーにも読まれる平等なブログとも認識される効果もあります。
理想の形は大手サイトにあるユーザーの口コミ・レビュー評価、誰でもコメントできて★評価がつけられる状態ですが、ワードプレスのようなプラグインが無いはてなブログでは口コミ・レビュー評価は不可能です。
アマゾンで買い物をする時、レビューコメントや評価を見てから購入するのは常識であり、他ユーザーのコメントや評価が誰でも見れる平等性があるからこそ信頼性が増す、これはブログ記事でも同じです。
またコメントしても承認されるまで表示されない状態のブログにコメントをした経験がある方の気持ちは「いつになったらコメントが表示される?」であり、
ブログ運営者が承認を忘れてしまうと、コメントをしたユーザーの行為が無意味なものとなり不快感が増えるだけ、「このブログは不都合なコメントは表示されない」と思われて当然です。
はてなブログで月3万円のブログ収益を目指すならコメント欄は解放しましょう。スパムコメントがきたら削除すればよいだけです。
IDコールの使用について
はてなブログでは記事内において、他のはてなユーザーIDを入力することで相手に通知がいくIDコールといった機能があります。
IDコールをすることではてなユーザー間交流が深まることもあれば、はてなユーザー間で揉め事・喧嘩が起きることもあります。
はてなブログで月3万円の収益を目指す場合は、IDコールを使ったユーザー間交流は極力控えましょう。
収益目的で運営するブログ記事上で、他ブロガーと慣れあう必要はありません。慣れあうならコメント欄かツイッターで行いましょう。
検索から訪問の初見ユーザーにとって、記事内で内輪ネタを見せられても不快でしかありません。
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