月3万円のブログ収益を目指すにあたり、どうしても必要になるPV数(アクセス数)が伸び悩んでいる場合に再度チェックしたい項目が以下の5つになります。
5つの項目は収益を目的としたブログにおいてどれも重要な項目です。
初心者の場合はなるべくYMYLジャンルに接触しない形でのブログ運営を行ったほうが月3万円のブログ収益までの到達速度が速くなります。
キーワード、ターゲット、悩みや疑問に対する答え
記事を書く(コンテンツを作る)際にメインとなるキーワードの選定、そのキーワードで検索を行う存在がどのような属性なのか?
メインターゲットとなる属性が検索するキーワード、悩み、疑問に答えるコンテンツであるか?の再確認を行いましょう。
キーワード
メインとなるキーワードに関連するキーワードを再度考えましょう。
例えばメインキーワードが「コーヒー」で実際のグーグル検索を行う場合は「コーヒー」単一では満足できる検索結果にならないため、ユーザーはキーワード×キーワード×キーワード…といった2語~4語のキーワードで検索を行います。
- 「コーヒー」「おすすめ」
- 「コーヒー」「激安」「おすすめ」
- 「コーヒー」「激安」「豆」「おすすめ」
PV数やSEOで飲み悩んでいる場合は、メインキーワードに関連するキーワードを変えてみましょう。
- 「コーヒー」「おいしい豆」「激安の豆」
- 「コーヒー」「高い豆」「国産の豆」
- 「コーヒー」「失敗しない豆」「豆レビュー」
関連するキーワードを変化させる場合は記事の手直し(リライト)や記事タイトルの変更も行いましょう。
キーワードを調べるにはグーグルが提供する「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」を使う方法が一般的ですが、近年ではAIを使ってキーワードを拾う方法が人気になっています。
ターゲット
メインキーワードと関連キーワードがターゲット(記事を読む層)に合致しているか?を再度考えます。
メインキーワードがコーヒーだとしても、「高校生向けのコーヒー」「大学生向けのコーヒー」「社会人向けのコーヒー」「シニア世代向けのコーヒー」では記事内容が変わってくるだけでなく、記事タイトルやキーワードも変わってきます。
- 記事タイトル「高校生にオススメしたい自宅で淹れる激安豆のオススメ」
- 記事タイトル「仕事の疲れを優しく癒す大人向けコーヒーの淹れ方とオススメの豆」
メインキーワードと関連キーワードに属性を加えることでターゲットが明確に。
悩みや疑問
メインキーワード、関連キーワード、属性、想定できるターゲットの再確認ができたら、考えられる悩みや疑問を洗い出します。
- 「格安豆」「激安コーヒーメーカー」「バリスタ比較」 → お金がないけど美味しいコーヒーを自宅で飲みたい
- 「上質な豆」「高級コーヒーメーカー」「ネスプレッソ比較」 → 自宅で美味しいコーヒーが飲めるならいくらお金がかかっても構わない
上記2つの例は、想定するターゲット・属性・複数のキーワードから考えられる悩みや疑問を表現したものになります。
メインキーワードが同じだとしても、ターゲットや属性が異なると記事の内容が大きく変化することにに。
『お金がないけど美味しいコーヒーを自宅で飲みたい』といった悩みから「格安豆」「激安コーヒーメーカー」「バリスタ比較」といったキーワードになり、
検索するキーワードから読み取れる検索意図が『お金がないけど美味しいコーヒーを自宅で飲みたい』になります。
さらに潜在的な悩み深堀すると、例えば属性が高校生ならば高校生でもできる喫茶店のアルバイト情報などにもつながる内容です。
検索ボリュームのやニーズのチェック
記事作成時に選定したキーワードの検索ボリュームやニーズをしっかり把握することは、ブログのPV数に直結する問題です。
検索ボリュームが極端に少ないキーワードとは検索を行う人が極端に少ないということ、グーグル検索ボリュームを調べるツールを使用してボリュームや難易度を再度チェックしましょう。
Google広告ツール「キーワードプランナー」
キーワードの検索ボリュームを調べる方法は、Google広告のツール「キーワードプランナー」を使うことである程度目安となる検索ボリュームを知ることが可能です。
Google広告とは、企業がGoogle検索やYouTubeなどで商品やサービスを宣伝できるオンライン広告ソリューションのこと。
「ツール」→「プランニング」→「キーワードプランナー」からキーワードを入力して検索ボリュームを調べましょう。
検索ボリュームはキーワードにより変化が大きく、初心者は1000~1万ぐらいの月間平均検索ボリュームがあるキーワードを3つほど複合したものから始める方法が「キーワード・ターゲット・属性・記事タイトル・記事の内容・構成」を分かりやすく理解する近道です。
検索ユーザーのニーズに答える内容に答えるコンテンツを考えると、失敗や成功から解決策までを詳しく紹介するコンテンツとはブログ運営者の経験はとても重要な要素になります。
競合サイトのレベル
どんなに素晴らしくユーザーの悩みや疑問へ完璧に答えたコンテンツだとしてもグーグル検索上位に表示される競合サイトが強すぎる場合は、コンテンツの見直しやメインターゲットの変更を検討しましょう。
Google検索で上位サイトを閲覧
自ブログのメインテーマ・ジャンルと被る競合サイトを調べる方法は、グーグル検索でメインキーワードを検索して上位に表示されるサイトを実際に閲覧してみましょう。
そこで競合するサイトを自ブログと比較し、内容的に負けているようであれば記事の修正や加筆。最低でも競合する上位サイトと同じレベルのユーザー満足度を目指します。
それでも競合サイトが強すぎる場合(ドメイン年齢、ドメインパワー、被リンクの数など)は、メインキーワードの次に続く2語、3語キーワードの見直しやターゲットと属性を変更した形でのリライトを行ってみましょう。
競合サイトがあまりにも強すぎる場合、例えば企業が運営するメディアでコンテンツの内容も実際の取材や商品購入などで費用が掛かっているような場合は、素直に諦めて違うブログを立ち上げるほうが賢明です。
YMYLに接触しているか?
YMYLジャンルに接触している記事の場合は、YMYLジャンルについて語れるだけの知識や権威性(EAT)を持っているか?の確認をしましょう。
「Your Money Your Life」の略で、ユーザーの金銭・生命に重大な影響を与える可能性がある内容・キーワードのこと。YMYLジャンルによる検索上位表示はブログ運営でも非常に難易度が高い。
公開した記事の内容がどれほど優れていても、YMYLジャンルに接触した内容の場合は言及するだけのEATがないと上位表示どころかインデックスさえも難しい状況です。
EAT(EATT)評価を上げる方法
ブログでEATを獲得する意味とは、実社会とリンクした専門性・権威性・信頼性をウェブサイト(ブログ)上で示すことにもつながります。
実名
EATを高めるにあたり、誰でもできる施策が実名によるブログ運営。実名には専門性と権威性がなくとも信頼性はあります。
中には匿名風の実名の方もいるでしょうし、それっぽい名前なら実名で通用すると考えている方もいるかもしれません。
ここでブログ運営者の実名を担保する方法は、独自メインのwhois情報公開や住所と電話番号をブログに掲載する方法、実名のグーグルアカウントのGmailを連絡先としてブログに掲載するなどがあります。
独自メインを取得する時にWhois情報公開代行サービスを利用することで、Whois情報はドメイン取得サービス会社の情報が表示される、これによりプライバシーが守られる、匿名が可能になります。
しかしWhois情報公開代行サービスを利用するとドメインの所有者の情報が分からない、筆者・運営者の名前が「SEO君」のような場合は有名人・著名人出ない限りどこの誰が運営しているブログか分かりません。
実社会とリンクした実名でブログを運営する意味は「へたなことを書けない」「嘘を書けない」に繋がるもの、どこの誰だか分からない筆者より信頼性が高いと考えるのが普通です。
個人でも書籍を出版している方はプロフィールに書籍の情報を掲載することでペンネームだとしても信頼性の面で有利になるでしょう。
力技として、売れようが売れまいがKindle出版をすることで信頼性を上げる方法もあります。
資格
EATにおいて資格は専門性と権威性の両面を担保できるものです。
料理専門ブログなら調理師免許やフードコーディネーターの資格を掲示したほうが専門性が高まります。
有資格に基づいた著書(電子書籍でもいけるとされている)があり、有資格とリンクしたブログならば専門性と権威性は必然的に高まります。
資格や権威性が全くない状態でも、まだ社会に認知されていない分野を専門としたブログならば社会が注目し始めた時にはパイオニアとしての権威性が備わる形になります。
専門性の証明
専門性の証明を行うには資格を画像付きでプロフィールに掲載する、専門家として他者から認知されている実績をプロフィールに掲載するなどの方法があります。
他社から認知されている実績とは、他メディア(ウェブサイトを含む)に専門家として関わった実績など。
2023年のウェブ業界において、専門性の証明で有利とされているものが該当する専門団体からの被リンクや名前が掲載されているなどになります。
考えられる検索意図の把握
ユーザーが検索したキーワードから考えられる、想像できる検索意図を見抜くことは、単一キーワード検索×〇〇といったキーワードの掛け合わせでも重要な事項になります。
実際の検索は2語キーワードどころか3語~4語で掛け合わせての検索が常識なので、メインキーワードの後に続くキーワードの選定時に検索意図に合致したキーワードを選定しましょう。
検索意図を把握した記事の作成手順
検索意図を見抜いた記事タイトルを作ることまで出来れば、記事構成と内容はすでに完成しているようなもの、
- キーワード→「格安豆」「激安コーヒーメーカー」「バリスタ比較」
- 検索意図 →お金がないけど美味しいコーヒーを自宅で飲みたい
- 記事タイトル→『高校生にオススメしたい自宅で淹れる激安豆のオススメ』
高校生×コーヒーの例はどこを最初に考えるか?がSEOのポイントで、メインキーワードは「コーヒー」で固定されています。
記事タイトルに「コーヒー」単体の文字は無し、コーヒーの文字は記事文面に多用することがわかりきっているのでタイトルからは排除し、検索意図に沿う形の記事タイトルを重要視しています。
- STEP1記事のメインキーワードを最初に決める
メインキーワードは1記事につき1個が基本
- STEP2ターゲットと属性を決める
メインターゲットの選定は、競合サイトが手を出していない属性を選ぶとオリジナル要素が増える
- STEP32~3語キーワードを選定と同時に検索意図を考える
ターゲット、属性に合わせたキーワード選定が重要
- STEP4仮の記事タイトルを作成
記事タイトルは完成後に見直し・手直し
- STEP5記事の構成を作成
H2、H3、H4といった見出しを作る
- STEP6見出しの内容に合致した内容の記事を書く
検索意図を把握した記事の作成するにはいきなり編集画面で作業を開始するのではなく、手書きのメモ用紙などに「検索意図に沿う記事作成の手順」を書きだしてから作業開始しましょう。
そうすることでコンテンツに必要な画像や資料も見えてきます。
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